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[interview] “従業員満足度”が高まる、組織のつくり方 #目標8【前編】

みなさん、こんにちは!
「トランスコスモスSDGs委員会オープン社内報」編集部のs子です。
さて、今回も会社のSDGsの取り組みや変遷を聞いてみたいと思います!今日のテーマは、「従業員満足度」。トランスコスモスのなかでも従業員満足度の高い部門であるBIS(ビルディングインフラサービス)を統括する門松美枝さんに、どのように満足度を高めていったのか、取り組みについてお話しを伺いました。

門松様 前編写真1

門松美枝/BPOS統括BIS本部本部長
トランスコスモス株式会社 常務執行役員 兼 BPOS統括BIS本部本部長。大宇宙設計開発(中国大連)有限公司および大慶大宇宙設計開発有限公司の董事長も兼務するほか、関係会社である応用技術株式会社の取締役も務める。前身の丸栄計算センター株式会社入社後、事業所責任者・センター長を経て、CAD事業(現BIS事業)の立上げに携わる。以降、BIS事業の運営管理・企画推進とともに、次世代人財育成、管理職育成なども担う。

育休後の復職率は95%!戻れる職場、戻りたくなる職場

s子
門松さんは、トランスコスモス歴が長いそうですね。

門松
はい、前身の丸栄計算センターに入社して以来、トランスコスモス1本で現在まで在籍しているという、なかなか珍しい存在かもしれません。入社のきっかけは、会社案内のパンフレットでした。当時、コンピューターを軸にしている会社はほとんどなく、時代の最先端。かつ、部長や部門長として女性がバリバリと働いていて、ここに入社すれば私もプロフェッショナルな人になれると思ったんですよね。活躍したいという強い思いがありました。

s子
門松さんのビジョンの通り、プロフィールには書き切れないほどのさまざまな経験を積んでこられましたが、現在、主に携わっているBIS部門について教えてください。

門松
BISとはビルディングインフラサービスのこと。建設業界向けの建物や設備、電力通信のインフラ設備における設計から生産、施工、アフターメンテナンスまでの一連のプロセスに対するアウトソーシングサービスを提供しています。歴史は古く、1987年頃の建設業界におけるデジタル化が進むなか、手書きの図面をデジタル化するCAD事業をスタートしました。その後、さらにITが急激に進化し、同業他社が追従できないサービスを提供することを誇りに思いながら、チームで成果を出し続けて拡大してきました。現在、拠点は国内に116箇所、海外に2箇所あり、男女の比率は4:6と女性の多い職場でもあります。

s子
女性の比率が多いなか、育休後の復職率が95%と、とても高い数字ですよね!

門松
特に女性は、出産や結婚などのさまざまな理由で仕事を離れてしまうこともありますが、いつでも戻って来てほしいと思いながら、環境や風土をつくっています。辞めた後も連絡を取り合えるようにし、お互いに復職のタイミングやチャンスを共有できるようにしているんです。

s子
いつでも戻れる、そして戻りたいと思える環境が整っているんですね。トランスコスモス内で「従業員満足度ナンバーワン」の部門とのことですが、とてもアットホームな印象を受けました。

門松
そうですね。仕事にも職場にも、平たい言い方になりますが“愛”があるというか……。もちろん仕事ではプロですから、ナンバーワンの仕事を求められるという厳しさはあります。自分の事業に誇りを感じ、サービスに対して真摯に向き合う姿勢は大切です。

門松様 前編写真2 


事業成長を「自らのこと」として捉え、チャレンジすること

s子
ずばり、従業員の満足度が非常に高い理由はなんでしょうか?

門松
今回BIS事業部が従業員満足度ナンバーワンになったのは、明確に打ち出したビジョンのなかで、その将来性と成長性に社員が共感し、事業成長を「自らのこと」として捉えて変革する意識が根付いていることが要因でないかと思います。

高山
「明確なビジョン」は具体的にはどんなことですか?また、「変革意識」を根付かせるために日々心掛けてきたことはどのようなことでしょうか。

門松
2016年、我々はイノベーション事業として、「建設業界をデジタルで支えるサービスを提供」するということを明確に打ち出しました。それを全社員に、常に、ことあるごとに言い続けてきました。ビジョンは打ち出しただけではダメで、ちゃんと伝えることが「改革意識」に必要なこと。
例えば、建設業界自体がDXにより大きく変化するなかで、我々も大きく変わらなければならないという事を常に言い続けてきました。取り残されるという危機感をもって全員で学び、市場へのアンテナを張り巡らせて考え抜き、より良いサービスに変えていこうと言い続け、組織の変革の気運を高めています。

高山
新しいことをスタートしようと決めても、現場からは目の前の仕事で手一杯などの意見は出なかったですか?

門松
そこは、役割分担ですよね。今を支えてからアップデートして技術力上げる人と、新たなイノベーションの部分にチャレンジする人と。仕事はチームでしますから。
私は採用のときから言い続けているのですが、どんどんチャレンジをしてほしいと思っています。だから知らない人から見ると、私のパワーが強すぎて(笑)、新しいことを強制的に実行していると思われるかもですが、実はそうじゃなくてむしろ課題を明確して、社員の共感を大切にしています。そうでなければ、事業は成長しないと思っています。社員満足度というのは、実はお客様の満足度にも繋がっていますから、社員のモチベーションが上がっていなかったら、お客さんの満足っていうのも上がらないと確信しています。

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