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6月はプライド月間~LGBTQに関する取り組みについて聞いてみました~

こんにちは!
トランスコスモス SDGs委員会 オープン社内報編集委員のよっしーです。
毎年6月は「プライド月間(Pride Month)ということで、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)推進部の中江さんにLGBTQに関する取り組みについて色々と質問しました。

中江さん
4月21日の東京レインボープライドでは、会場まで足を運んでいただきありがとうございました!よっしーさん、初めて会場に訪れてみていかがでしたか?(逆に質問しちゃってすみません・・)

よっしー
思った以上にたくさんの方が来場されていました!老若男女問わず、そして小さいお子さんを連れたご家族など、年齢層も様々で、まさに多様性をテーマにしたイベントという印象でした。会場内のブースを見学させていただきましたが、多くの企業が出展し、各社の取り組みを発信されていたことも学びになりました。
私も、アライの皆さんとの写真撮影に参加しています・・笑

企業・団体51社が参加する「LGBT-Allyプロジェクト2024」

ーなぜ6月がプライド月間なのでしょう?


6月がプライド月間と呼ばれる背景には、1969年6月28日に米国ニューヨーク市のゲイバーで起きた「ストーンウォール反乱」という歴史的な出来事があります。この事件をきっかけにLGBTQの人々が差別と弾圧に対して立ち上がり、初めて声を上げました。この出来事はLGBTQコミュニティの権利獲得の起点となり、啓発を促すイベントやパレードが世界各地で行われています。日本国内では企業や団体などがプライド月間にイベントを開催したり、情報発信を行ったりしています。当社でも、「個」の多様性を尊重しあえる職場づくりの一貫として、LGBTQに関する情報発信を行っています。

ー私たちができること、何かありますか?


LGBTQの方が何か困ったときに頼ったり相談できたりする「味方」のような存在が必要です。
LGBTQ当事者であるかどうかによらず、LGBTQを理解し、社会や職場をより良いものにしていく人たちのことを「アライ(ALLY)」と呼びます。
LGBTQの方が「この人になら相談しても大丈夫かな」と思えるくらいの関係性を構築するには時間がかかるもので、その助けになるのが「アライの可視化」です。例えば、目につくところにレインボーシールを貼ったり、バッジをつけたり、WEB会議用の背景に工夫をしたりと色々な方法で可視化することができます。こういった意思表明をしてくださる人たちを会社のなかに増やしていきたいです。
当社では、採用担当者向け「LGBTQ研修」から受講者にWEB会議用背景の配布をはじめました。今後は、研修受講者や希望者にも配布していく予定です。多くの方に活用いただけると嬉しいです。

ートランスコスモスの取り組みについて教えてください


当社では、社員一人ひとりが自分らしく働き、性別、年齢、国籍、性的指向・性自認、障がいの有無などの個の違いを理解し、尊重するためDE&Iを推進しています。
今回は、プライド月間ということでLGBTQに関する取り組み内容をお伝えいたします。

◎全社員の理解を深めるために
当社では、LGBTQに関する正しい知識を身に着けて理解・行動できることを目的として、役割に応じた研修を実施しています。

-役員・管理職
職場づくりの役割を担う役員・管理職を対象に「LGBTQフォーラム」を東京・大阪で開催。
社長からのメッセージ、登壇者と当事者ゲストのトークセッションで更なる理解浸透を図っています。

-全員
LGBTQに関する基本情報を学ぶ「LGBTQ基礎研修(eラーニング)」を毎年実施しています。
採用担当者に向けLGBTQ基本情報に加えて採用プロセスにおける配慮への理解を含む、動画研修を提供しています。

◎心理的安全性を高めるために
LGBTQの方々が安心して働ける職場は、誰もがいきいきと働ける職場であるという考えのもと、社員一人ひとりが学んだり、意見交換を行ったりする機会を提供しています。

-「LGBTQ+アライのためのハンドブック」導入
当社では、日本コカ・コーラ様が作成された『LGBTQ+ALLY HANDBOOK』を活用しています。

◎社会における活動として
東京レインボープライド2024をはじめ、名古屋・大阪・福岡のプライドパレードに「LGBT-Allyプロジェクト」として協賛・ブース出展を行っています。
ブースでは、当社のLGBTQに関する取り組み内容紹介パネルを掲示し、4月に行われた「東京レインボープライド2024」では、社内の方にも呼びかけ、沿道からパレードを応援しました。

「東京レインボープライド2024」ブースの様子
トランスコスモスDE&I推進部とOUTJAPAN屋成様(左から2番目)
トランスコスモスの取り組みを紹介したパネル

◎職場環境整備のために
-全従業員が活用できる LGBTQ相談窓口の設置
性自認および性的指向に関して悩みや不安を抱える方が相談できる、LGBTQ相談窓口を設置しています。
当事者以外の方も含めて当社で働くすべての方にご利用いただけます。
匿名での相談を希望する社員に対応するため、外部の専門家に委託しています。

-PRIDEロゴマークの活用
当社の「PRIDEロゴマーク」は、ノーマライゼーション推進統括部にデザインしていただきました。東京レインボープライドなど、社外イベントなどで使用しています。

トランスコスモス「PRIDE」ロゴマーク

-「PRIDE指標2023」でシルバー認定
任意団体の「work with Pride」が策定したLGBTQなどの性的マイノリティに関する取り組みを評価する「PRIDE指標2023」にて、初年度でシルバー認定をいただきました。

-「Business for Marriage Equality」キャンペーンへの賛同
2023年4月、日本で活動する3つの非営利団体による、婚姻の平等(同性婚の法制化)に賛同する企業を可視化するためのキャンペーンへの賛同を表明しています。

-「Business Support for LGBT Equality in Japan」への賛同
2023年4月、日本で活動する4つの団体による、日本における「LGBT平等法」の制定を目指す署名キャンペーン「EqualityActJapan」への賛同を表明しています。


よっしー
中江さん、いろいろと詳しく教えていただきありがとうございました!

中江さん
トランスコスモスは、すべての人が公平で“自分らしく”いきいきと活躍できること目指して取り組みを推進しています。
社会の一員として、一緒にLGBTQについて理解を深めていきましょう!

>関連URL


トランスコスモスコーポレートサイト:
https://www.trans-cosmos.co.jp/company/sustainability/rights_labor/diversity/lgbtq.html

note関連記事:
https://note.com/tci_sdgs/n/n3472c2df8e7d



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!