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第4回SDGsオープンラボ:社会課題はデジタルで解決できるのか?Society5.0を理解し国策に沿った提案をしよう!

こんにちは、トランスコスモスSDGs委員会 オープン社内報 副編集長ワダユウです。

今回は、2021年4月19日(月)にオンライン形式で開催された、SDGsオープンラボの2021年度第4回目について報告します。
今回は115名の社員が参加しました。

テーマは「社会課題はデジタルで解決できるのか?Society5.0とSDGs日本政府や経団連の共通目標Society5.0を理解し国策に沿った提案をしよう!」です。

まずは、どうしてSDGs営業が必要なのか?のおさらいです。
・お客様と社会課題を共有し、仮説提案・サービス提供することにより社会課題を解決するため
・さらにその仮説提案は、政府成長戦略(=社会課題解決の具体策(法改正・税制・予算))に基づいている
・SDGsは長期的課題なので、大型案件化しやすい

このような要素から、今までの売上アップ・コスト削減に加え、事業発展のためにはSDGs営業が欠かせない時代となっています。

政府成長戦略・骨太方針は、Society5.0・全世代型社会保障・地方創生の3本柱が安倍政権時代から続いており、菅政権ではDX・デジタル庁とカーボンニュートラルが加わってくることが想定されます。

現在の社会は、情報革命といわれるSociety4.0の段階になっています。この段階でデジタルトランスフォーメーションを進め、Society5.0へ突入していきます。

Society5.0は、サイバー空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)ということになります。

今、皆さんは暮らしの中でインターネットのサイバー空間でつながっているのはスマホ・パソコン・テレビ等があると思います。Society5.0ではこれらに加え、医療や教育のデータなどがサイバー空間に取り込まれて、AIやIoTなど先端技術を駆使した形で、人がより豊かで暮らしやすい世界が実現されていきます。(デジタルツインの考え方)

経団連も、Society5.0でSDGs目標を達成しよう!というメッセージを出しており、都市・地方など9つのカテゴリとSDGsを紐づけて、具体的な社会像を提示しています。

<Society5.0 -ともに創造する未来-(経団連)>

今までのサプライチェーン・商流にとらわれることなく、お客様へサービスを提案していくことが大切となってきます。

選択と集中の時代から、戦略と創発が提唱されています。未来が読めない時代であるので多様な領域に張っていく発想が必要とされています。

このようにSociety4.0からSociety5.0の世界になってきていますが、日本はというと、コロナ禍での給付金対応やワクチン接種において明らかになったようにSociety4.0も完成していない状態です。これから追いついていかないといけない状況で、3月26日に第6次科学技術・イノベーション基本計画が閣議決定されました。企業はこの基本計画を参考とし、新しい技術を活用した新サービスを考えていくのが成功への近道になると考えられます。

<第6次科学技術・イノベーション基本計画>

サイバー&フィジカルのデジタルツイン施策を政府・民間ともに推し進め、デジタル敗戦の状況から抜け出し、より豊かな社会を実現していきたいですね。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!