第14回SDGsオープンラボ:令和4年度政府成長戦略・骨太の方針 選択する未来2.0
こんにちは、トランスコスモスSDGs委員会 オープン社内報 新人編集員のコニシです。
今回は、2021年6月14日(月)にオンライン形式で開催された、SDGsオープンラボの2021年度第14回目について報告します!(58名の社員が参加)
テーマは「令和4年度政府成長戦略・骨太の方針選択する未来2.0」です。
現在、さまざまな社会問題がSDGsによって「見える化」されています。
政府もこの問題を具体的に解決していくため政策や予算をつくり、社会課題の解決策を「成長戦略・骨太方針」として提示していて、正式名称は「経済財政運営と改革の基本方針」と言います。これには各業界の今後3年間の成長戦略がでてくるため、この戦略を見ながら業界研究をするとハズしません。
そして、本年度の成長戦略会議によって定められた令和4年度の成長戦略・骨太の方針が以下の4つです。
・グリーン
・デジタル
・地方
・子ども
<成長戦略決定における影響の大きい審議会>
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/portal/
<それぞれの審議会について>
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/portal/
<成長戦略HP>
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/portal/
「選択する未来2.0」では、「ヒューマン・ニューディール」による「成長と雇用の好循環」によって、多様な価値観が尊重され、誰一人として取り残されない社会を構築し、多様な人材の能力と発想が花開く社会を実現できるとされます。これらは多様性と変化への対応をするため、人へ投資することで付加価値をつけられる人材を作ることが成長戦略であり、これらはお客様企業にも通じることです。
「若者円卓会議」では、結婚・出産・子育てなどのライフイベントへの対応支援、働き方改革によって、ワーク・ライフ・バランスが促進され、若者が更に活躍することができる社会について議論がされました。若者が様々な経験を積む中で「思う存分活躍して何度でも挑戦できる社会」「イノベーションを生み出し躍動感のある社会」を実現することが提言されました。
「企業の組織変革に関する研究会」では、この研究会で提示された、現在の日本企業の課題は、生え抜き主義であるがゆえに凝り固まった思考の組織ではなく、多様性を包摂する企業組織への変革が必要であると提示しました。この課題を解決するためには、研究会が提示する「企業が取り組むべき35のアクションリスト」を参考に、生え抜き主義からダイバーシティの登用をしていく必要があります。
<企業が取り組むべき35のアクションリストについて>
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/seicho/PJT/dai6/siryou2.pdf
さらに、来年の新しいキーワードは「Well-being」に決まるとされています。今までのWell-doing(一度だけいいことをする)ではなく、being(いい状態がずっと続く)という持続可能性を重視することです。
現代では、成長戦略と骨太方針もサステナブル(持続可能)な社会を目指すために、DXを推進していきたい、ということがわかります。そして、日本の場合では、さらに組織の若返りが必要であることがわかります。
今回は、SDGs目標の7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに、8:働きがいも経済成長も、9:産業と技術革新の基盤をつくろう、10:人や国の不平等をなくそう、11:住み続けられるまちづくりを、13:気候変動に具体的な対策を に関わる内容について学びました。
日本の未来を切り開く若者自身が「思う存分活躍して何度でも挑戦できる社会づくり」を推進していきたいですね。