元浜松市長をお招きして、『自治体BPR』の勘所について語っていただきました!
こんにちは。トランスコスモスSDGs委員会オープン社内報 新人記者のあーみーです。
トランスコスモスは先日、「元浜松市長が語る『自治体BPR』の勘所」と題してオンラインセミナーを開催しました。
行財政改革を先進的に進めている浜松市で16年間市長を務められた鈴木康友氏から行財政改革の取組・ポイントについてご説明いただき、行財政改革の進め方等をディスカッションしました。
■浜松市の市政改革【徹底した行財政改革による自治体BPR】
鈴木元市長は、「今後人口は確実に減る。人口減少を嘆いてもダメ。大事なことは、少々人口が減少しても、いかに活力ある地域社会をつくるか。」という地方自治体の課題に対し、伊豆半島と同規模の面積を有し、財政危機や人口減少といった全国の自治体が抱える課題が凝縮されている浜松市だからこそ、市政運営が上手くいけば全国のモデルケースになると考えられたそうです。その信念から以下の経営方針を掲げられました。
[首長としての経営方針]
① 将来世代に対して責任を負う(未来に対して責任を負う)
② 税金の無駄遣いをしない
③ やらまいか精神の発揮
④ 巧遅より拙速
⑤ 人を活かす
鈴木氏は市長に就任されてから様々な取組を実施されました。職員数の適正化や戦略的な資産経営といった行財政改革を徹底的に行ったことで健全な財政を実現することができたそうです。
また、デジタルファースト宣言をはじめ、官民で連携する体制を構築しスマートシティの形成に取り組んだこともお話しいただきました。さらにコロナ禍においてもスピード感を大事にしながらデジタル技術や民間ノウハウを最大限活用して対策を打ったことで莫大な経済効果を産んだことなども紹介いただきました
これらの取組によって「日本一市民が健康で幸福に暮らせる街」を実現されました。それを裏付けることとして「政令指定都市幸福度ランキング」と「健康寿命の調査」で1位を獲得されました。
■浜松市のBPRの取組みについて
浜松市において徹底的に行財政改革を推進された鈴木氏の取組についてさらに深掘りさせていただきました。浜松市で改革を進めていく際、組織内の機運をどのように醸成したのか、新事業の継続的な創出、新しい事業を始める時の進め方等のコツを成功体験からお話しいただきました。ディスカッションの中では参加者からも多くの質問が寄せられ、視聴者参加型で活発な議論がかわされました。
■トランスコスモスの窓口BPR支援
今回のウェビナーではアンケートを回答していただいた方から抽選で3団体に「伴走型BPR支援(2手続き分)」を無償で実施させていただくこととしています。このサービスを皮切りにトランスコスモスでも窓口BPRの支援を進めていきます。
さらにデジタル行財政改革の推進に向けて今年度の補正予算で総務省が実施している「自治体フロントヤード改革モデルプロジェクト」の支援も進めているところです。
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今後も、トランスコスモスはこれらのサービス提供を通じて、社会課題解決の担い手である行政職員の皆さまの「住民満足度向上」「職員負担軽減」に向けた業務改革を支援し、持続可能な社会の実現、地域Well-beingの向上を推進していきたいと思います。