第8回SDGsオープンラボ:社会課題をみんなのものに<ゲスト講師:株式会社Ridilover 井上さま>
こんにちは、トランスコスモスSDGs委員会 オープン社内報 副編集長ワダユウです。
今回は、2021年5月13日(木)にオンライン形式で開催された、SDGsオープンラボの2021年度第8回目について報告します。(66名の社員が参加)
今回は、株式会社Ridilover(リディラバ)の井上さんをゲスト講師にお招きし、「社会課題をみんなのものに」というテーマで語っていただきました。
株式会社Ridilover(https://ridilover.jp/)とは、「社会の無関心を打破する」をミッションに掲げ、当事者以外の人が関心を持つことが社会課題解決につながる、そんな想いをもって設立された会社です。
社会課題はたくさんの人に関心を持ってもらわないと解決に向かわないわけですが、難しい顔をしながら施策を検討しているだけでは進まない。もっと、未来はこんな風に良くなっているのではないか、そういったことを楽しく実現していこう、という活動をされています。
社会課題への関心度合いを、以下の熱狂マップで表しています。
関心がない人を、どうやって円の中心へ巻き込んでいけるのか。そういったことを考えて事業を展開されています。
次に、具体的な事業内容です。
リディラバの社会課題解決プロセスは、以下の3ステップに分かれています。
<ステップ01>社会で見過ごされているが、大きなゆがみを起こしている社会課題を発見
<ステップ02>その社会課題を、多くの人に知ってもらって、社会全体で取り組むべきという気運を醸成していく
<ステップ03>解決のための具体的施策(国や企業、地域、ボランティアなどの具体活動)
こういった社会課題解決ステップに応じて、調査事業・課題を学ぶための教育・研修事業などを展開しています。
具体的な事業事例として、以下のような取り組みがあります。
様々な社会課題を深く分析するWEBメディア「リディラバジャーナル」や、
社会課題の教育旅行や、企業研修などの企画運営、
オンラインサロン「リディ部」でゲスト講師を招くなどして一般向けに社会課題を学ぶ場も提供されています。
ステップ03の具体的施策においては、官公庁、自治体、さらには民間企業と組み、政策・企業・コミュニティ・地域・ボランティアなどそれぞれの得意なことを組み合わせて社会課題解決へ導いています。
例えば、認知症患者向けのVRを利用したオンライン旅行サービス実証実験を支援しました。
<https://note.com/ridilover_local/n/n3f51db66c9e2>
社会課題が増大する一方で、政府や自治体の予算が限られてきています。そのような情勢での中で、より多くの人を巻き込んで課題を自分事としてとらえる「社会の当事者」を増やしていくことが社会課題解決への必須アプローチとなってきます。
以上、リディラバ井上さんの講演でした!
今後も様々なゲストを招いてSDGsオープンラボを行ってまいりますので、ぜひお楽しみに!