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第12回SDGsオープンラボ:若手社内改革活動とSDGsへの挑戦 #目標8

こんにちは、トランスコスモスSDGs委員会 オープン社内報 副編集長ワダユウです。

今回は、2021年6月3日(木)にオンライン形式で開催された、SDGsオープンラボの2021年度第12回目について報告します。(33名の社員が参加)

今回は、キヤノン株式会社の大辻さんをゲスト講師にお招きし、「若手社内改革活動とSDGsへの挑戦」というテーマで語っていただきました。

大辻聡史/キヤノン株式会社
2011年キヤノン株式会社に入社。応用化学の研究開発職、工場生産統括をご経験ののち、現在はカメラ系新規事業企画に携わられています。また、後述のMIPという若手による社内改革活動、ONE JAPANという企業横断での若手による企業改革組織などの活動もされています。

キヤノンには、MIP(ミップ)という社内横断ネットワークがあります。大企業のサイロ化・縦割り文化を改革しようという目的で、部門や会社の垣根を越え、通常の仕事では出会えない人たちと集まる/繋がる/高めあうためのあらゆる活動を行う組織です。

MIPは2016年頃に活動を開始しました。当初は、業務外の時間にメンバーが会社にいることについて会社側から活動に難色を示されていました。そのような中でも地道な活動を続け、大企業でのイノベーションが求められる社会的背景もあり、活動のメリットが認識されるようになりました。現在ではグループ会社22名/500名の方々がメルマガ登録しています。さらに2019年には人事から会社の公式な部活動登録を進められ、社内の広報誌(CanonLife)でも特集されるなど社内の注目度も年を追うたびに大きくなっていっています。

主な活動内容は、メルマガでの情報発信、ミニイベント、全体交流会、ONE JAPANとの連携などを行っています。多人数での交流会を開催すると、各事業の個別分野で興味ある人が集まり、分科会へ落とし込まれることもあるそうです。

MIPの活動を通しての成果が大きく4つあります。

1つ目は垣根を越えて集まる場を作れたことです。このような場があるだけで救われる人がたくさんいます。
2つ目は有志グループ内が切磋琢磨で活発になったことです。グループメンバーの活動に刺激され、自身の活動をコンテストに応募・受賞したり、グループ会社内でも同じような取り組みが生まれるなど連鎖的な効果がありました。
3つ目は新しい仕事を生む社内外のつながりです。社内外で新たなつながりを得た人たちが新たな事業を生み出したり、仕事の生産性を向上を行ってきました。
4つ目は、人へのスポットライトが当たるようになったことです。大企業の若手は埋もれてしまいやすいですが、こういった活動でスポットライトが当たるようになり社内の人材活用にも大きく貢献しています。点在するイノベーターのつなぎとめにも寄与しています。

最初は会社から受け入れられていなかった有志活動が、地道に活動し続けることにより事業・組織へ大きな影響を与える存在となりました。

MIPは、ONE JAPANという日本の大企業約50社が集まる社外の有志団体でも活動しています。日本は欧米に比べ、SDGsやESGに関する企業活動が進んでいない状況に対し、企業にとってSDGs・ESGはどうあるべきか、そもそもそれらをどう表現すべきかの議論などを行いました。その中からBRIDEGsという、企業活動を通じてESGやSDGを社会実装することを目指した有志プロジェクトが立ち上がりました。
<ONE JAPAN>
https://onejapan.jp/

6月12日には、BRIDGEs2021 –ESG&SDGs Meeting-がオンラインで開催されました。ESGとSDGsについて様々な立場や視点から理解を深め、参加者一人ひとりが自分事化するきっかけの場となることを期待したイベントで、小泉環境大臣も登壇するなど、大盛り上がりのイベントとなりました。
<BRIDGEsとは、BRIDGEs2021の裏側>
https://esgjournaljapan.com/2021/07/15/column/bridges-esg-sdgs-no1/2097/
https://esgjournaljapan.com/2021/07/26/column/bridges-esg-sdgs-no2/2887/

以上、キヤノン大辻さんの講演でした!

今後も様々なゲストを招いてSDGsオープンラボを行ってまいりますので、ぜひお楽しみに!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!