note記事:第10回Society5.0からwell-beingへ。第6期「科学技術・イノベーション基本計画」
こんにちは、トランスコスモスSDGs委員会 オープン社内報 副編集長ワダユウです。
今回は、2021年5月24日(月)にオンライン形式で開催された、SDGsオープンラボの2021年度第10回目について報告します。
今回は111名の社員が参加しました。
テーマは「第10回Society5.0からwell-beingへ。第6期<科学技術・イノベーション基本計画>」です。
「科学技術・イノベーション基本計画」とは、今後5年間でどのような戦略に基づいて科学技術政策を遂行するのかを示したもので、内閣府が策定しているものです。
<第6期科学技術・イノベーション基本計画>
第5期の振り返りとしては、IT化において既存業務の効率性が中心となり、諸外国のようなデータ連携・活用による新たなビジネスモデルの創出までには至らなかった、としています。
第6期計画では、今までの計画で言われていた基礎研究の指針から、自然科学と人文・社会科学を融合した総合知により、社会課題の解決に資するものへという切り替えを行っています。
また、第5期計画で掲げていたSociety5.0に加え、well-beingの実現というキーワードも入ってきており、これらを行うために、未来像からの「バックキャスト」を含めた「フォーサイト」に基づき政策を立案する、と示されています。
これらを踏まえた第6期の大目標として、以下の3つが示されています。
・我が国の社会を再設計し、地球規模課題の解決を世界に先駆けて達成し、国⺠の安全・安⼼を確保することで、国⺠⼀⼈ひとりが多様な幸せを得られるようにする
・多様性や卓越性を持った「知」を創出し続ける、世界最⾼⽔準の研究⼒を取り戻す
・⽇本全体を Society 5.0 へと転換するため、多様な幸せを追求し、課題に⽴ち向かう⼈材を育成する
官民連携で推進すべき分野として以下の8つが示されています。
① AI戦略
② バイオテクノロジー
③ 量子技術
④ マテリアル
⑤ 健康・医療
⑥ 宇宙
⑦ 海洋
⑧ 食料・農林水産業
<統合イノベーション戦略推進会議>
さらに第6期計画の戦略・タスク・KPIなどの相関性をチャート化した、第6期科学技術・イノベーション基本計画のロジックチャートと指標という資料も内閣府から発表されています。
<第6期科学技術科学技術・イノベーション基本計画のロジックチャートと指標(こちらをクリック)>
今回は、日本のDX・SDGsに大きくかかわってくる科学技術・イノベーション基本計画について細かく出典を見ていくことにより理解を深めました。